Uncategorized

余寒なほ人の動きに胸ざわり

年度の区切りを迎え、いまは来年度に向けた準備を進めています。人の出入りがあったり、新しい顔ぶれが加わったりと、周囲の空気も少しずつ動き始めています。その変化を感じると、どうしても気持ちが落ち着かなくなります。不安がありますが、できることを一...
Uncategorized

春の水寄り添ふほどに澄みにけり

周りと歩調を合わせることが苦手な人を見ることがあります。注意を受けたり、思うようにいかず戸惑っている様子を見ると、胸が痛みます。できることは多くありませんが、少しそばにいて、同じ時間を過ごす。寄り添うことしかできなくても、その時間には意味が...
Uncategorized

霙降る言葉をしまふ帰り道

人の心は分からないものだと分かっていても、どうしても引っかかることがあります。自分だけがそう感じているようで、余計に気持ちの置き場がなくなります。かといって、すべてを流してしまえば、自分が都合のいい人間になってしまうようにも思えてしまいます...
Uncategorized

春寒や笑ひて帰る影ひとつ

人と会うというのは、嬉しさと同時に、自分を見つめ直す時間でもあるのかもしれない。春近しとはいえ、まだ少し冷たい昼だった。
Uncategorized

菜の花や匂ひの先の角曲がる

今朝、自転車でいつもの道を走っていた。角を曲がる手前で、ふっと匂いがした。あ、菜の花だな、と思った瞬間に左へ曲がる。するとそこには、黄色の鮮やかな菜の花が群れて咲いていた。このところ、桜や梅や、寒い暖かいばかりに気を取られていた。そんな自分...
Uncategorized

春寒や出でてしまえば風の中

義務感に背中を押されるようにして時間になれば、家を出る。不思議と気持ちが明るくなる。気分が整ってから動くのではなく、動くことで、少しずつ整っていく。
Uncategorized

春寒や言葉のあとに子を思う

相手のことを思い、言葉を尽くしたつもりだったが、終わってから胸の奥にひっかかりが残った。自分はどこかで、上からものを言うような調子になっていなかったか。誰かに何かを伝えるというのは難しい。正しさを示そうとするほど、自分の未熟さも浮き彫りにな...
Uncategorized

春雨や胸にささくれ走りけり

今日は久しぶりの一日の雨。自転車通勤の身には、行きも帰りもなかなか堪えた。帰り道は仕事の人間関係のことも重なり、雨の冷たさがそのまま胸の内に入り込むようだった。こんな気持ちで投げやりになってはいけない。もっと自分を大切にしなければ、とペダル...
Uncategorized

夢の世を脱げて軽しや冬の朝

最近、夢をよく見る。どれも現実ではありえないことばかりだ。どこかで「おかしい」と思いながらも、その世界を現実として受け入れ、一生懸命に生きている。目が覚める。布団の中で息を吸い込む。冬の朝の空気は少し冷たい。そして、胸の奥がふっと軽くなる。...
Uncategorized

花粉飛ぶ薬袋のあたたかし

朝から花粉の症状が出て、耳鼻科へ行きました。整骨院では足の痛みの相談をし、薬局で薬を受け取りました。症状を聞いてもらい、痛みを確かめてもらい、淡々と、けれど丁寧に対応してもらう。その一つ一つが、心に残りました。きちんと仕事をしている人と向き...