菜の花や匂ひの先の角曲がる

今朝、自転車でいつもの道を走っていた。

角を曲がる手前で、ふっと匂いがした。

あ、菜の花だな、と思った瞬間に左へ曲がる。

するとそこには、黄色の鮮やかな菜の花が群れて咲いていた。

このところ、桜や梅や、寒い暖かいばかりに気を取られていた。

そんな自分に向かって、「おれもいるぞ」と言われたような気がした。

少し申し訳ないような、くすぐったいような気持ちになる。

季節は、目で見る前に、

ふとした匂いで知らせてくることもある。

今朝は、菜の花に呼び止められたような朝だった。

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