「春めくや粗大ごみある路地明るし」

今日はずいぶんと暖かい一日でした。

三寒四温という言葉が、ようやく実感を伴ってくる頃でしょうか。

自転車で近所を走っていると、家の前に粗大ゴミがいくつか出されていました。

家電製品や洗濯物干しラック。

役目を終えた生活の道具たちが、整然と並んでいます。

「ああ、引っ越しの季節だな」と思いました。

長く使われてきたものが外に出されるとき、そこにはひとつの暮らしの区切りがあります。

でも不思議と、寂しさよりも明るさを感じました。

空気がゆるみ、光がやわらかくなり、人が動き出す。

季節が背中を押しているようでした。

路地は、たしかに明るくなっていました。

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